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実績紹介 - (有)教育ソフト研究所

実績紹介

実績紹介1(ほとんどのパソコンに移植)

マイコンドリル算数・数学シリーズは、日本で発売されたほとんどのパソコンについて開発され利用されていました。なお、FM-TOWNS用は「TOWNSドリル算数・数学シリーズ」です。

対象機種の一部をあげると、次のようになります。
記憶が不確かなため、機種名には誤りがあるかもしれません。

【日本電気】PC-2001、PC-6001シリーズ、PC-6601シリーズ、PC-8001シリーズ、PC-8201、PC-8801シリーズ、PC-9801シリーズ、PC-98LT
【富士通】FM-7シリーズ、FM-16βシリーズ、FM-16π、FM-TOWNSシリーズ
【東芝】パソピア、ダイナブック、J-3100
【三菱】MULTI8
【各社】MSX、MSX2

このすべてのソフトを、社長一人がすべてBASIC言語で開発していました。問題の出題ルーチンはモジュール化してあったために、それが可能だったのです。

実績紹介2(学校現場で利用)

他社の教育ソフトは、売るために児童・生徒が親しめるキャラクターを登場させたり、本当はあまり必要もないゲーム性を持たせたものが多かったのです。
そのようなソフトは、最初は児童・生徒が喜ぶのですが、すぐに飽きてくるのです。

弊社のソフトは、長く使えるようにシンプルなものでしたので、学校現場では喜んで使われていました。

現在、ネットで使用状況が残されているものは次です。

(1)埼玉県狭山市立山王小学校 大舘 信浩先生の報告http://www.cec.or.jp/books/H07sihan1/B05.html

弊社だけでなく、他社のソフトや自作ソフトとの併用の実践報告です。

(2)埼玉県狭山市立山王小学校の山口哲司先生の報告

全文は、http://www.cec.or.jp/books/H07sihan1/B04.htmlをご覧になって下さい。

テーマは、[マイコンドリルを使った2年生引き算の学習]になっています。画面から判断すると、PC-9801のDOS版ですね。

このソフトは、「マイコンドリル算数1年~6年」という商品名で発売されたもので、6年分学習できて20、000円でした。学校用は50人用で98、000円ですので、一人一学年327円という非常に低価格のソフトでした。

多くの学校で購入していただきましたがもう現役で頑張っているところはないでしょう。北の丸公園の科学技術館でも学習できるようにしていましたが、子供たちに人気のソフトの一つになっているとのことでした。


山口先生は、「全員に引き算の計算をできるようにさせる。」というねらいで、このソフトを利用されたようです。

「入門期の児童には計算練習をできるだけ多く積んで,速く,正確に計算を自分のものにさせることが大切である。」と書かれています。私は、複雑な計算は電卓で出来れば良いという考えですが、低学年の間はやはり筆算でやらせるべきだと思います。

私が作っているソフトの大きな特徴は、「コンピュータが問題を作る」という点です。紙に印刷されているような問題を、コンピュータで表示するだけの電子問題集とは違うのです。

この点については、山口先生が詳しく報告されているので、長文ですが引用してみます。

「この時期の児童には,一度できたので合格,修了を確定するわけにはいかない。漢字練習,計算練習というように,繰り返し行うことが不可欠といえる。また,計算力だけでなく,根気強さを養うためにも,繰り返しの練習は授業の中に取り入れていかなければならない。教員の作成する練習プリントは,同じ物を何度も使うことが難しい。できてしまった児童に,同じプリントを2度3度と与えた場合,答えを暗記されてしまい,計算を行おうとせずに解答を書くことだけに専念してしまう。それならば,複数プリントを用意すれば良いわけであるが,それらには必ず「NOナンバー」が付けられる。児童は暗黙のうちに競争しているわけであり,誰がナンバー○○かを意識してしまう。一枚目でじっくり考えている子,落ち着いて考えようとしている子は,少なからず自分が量では劣っていることを心配せざるをえない状況を作ってしまうのである。そこで,問題が常に変わる計算ドリルは,自分が何回目であろうと,「問題」そのものが他人と違うので,解き方に疑問が生じた場合,何か法則やきまりを発見した場合でも,落ち着いて立ち止まって考えることが可能になる。違う(同質の)問題を練習していることになる。 」

まさにその通りであり、先生が「全員に引き算の計算をできるようにさせる」というねらいを実現しようとする意欲が強く感じられる。なお、「根気強さを養うためにも」という点は予想外の活用法です。

最近は、子供たちの基礎学力の低下が心配されています。もしかすると、一人の子どもに教科書の問題をやらせ、それが正解だったら、「自分の説明は完璧だ。みんなも出来るだろう。」と勘違いする先生が少なくないのかなと思ったりしています。是非山口先生のように、「全員ができるように」指導をしていただきたいと思います。

山口先生は、「このマイコンドリルを使うことによって,繰り下がりのあるひきざんは,(全員がわかるが)達成可能である。つまづきのある児童は,ソフトの入れ替えなしにその前の段階のひきざんに,立ち返ることができる。 」とも述べられている。

このソフトに限らず、弊社のソフト(全部私が作っています)は非常に細分化して作ってあります。ある問題の成績が悪い場合に、自動的に前の段階に戻って復習させるというプログラムは簡単にできる。しかし、私は、その指示を先生や親、場合によっては本人に判断してもらいたいので、あえてそのようにシステムを作っていないのです。

山口先生は、十分にこのソフトの開発意図を理解して活用されていると感心しました。